フェイス/オフ
二丁拳銃、白い鳩と銃撃戦、
効果的なスローモーションの多様、
親子愛と兄弟愛。
そのすべてを詰め込んだ本作は
ジョン・ウー監督が
ハリウッドに進出して初めて
好きなように映画が撮れたと語った作品。
主演はジョン・トラヴォルタと
ニコラス・ケイジ。
この両極端な善と悪、
捜査官とテロリストの顔が
入れ替わるという設定が
当時、斬新で話題になった。
“ キリングゲーム ” の試写会にて
トラヴォルタの好きな作品という
アンケートでもナンバーワンになるほど
高い評価を得ている(16年も経つのに!)。
前半はそれぞれがそれぞれの役を
「らしく」演じているが
入れ替わってからの方が
二人とも凄みがあるところが素晴らしい。
アクションはハリウッド製、香港仕込み。
これでハズレなはずがない!
1997年の作品だが
当初はシルヴェスター・スタローンと
アーノルド・シュワルツェネッガーが
主役の二人を演じる予定だった。
その後、共演した二人だったが
もしここでこのとき共演していたら
また違う伝説となっていたかもしれない。
しかしその偉大なる二人をしても
トラヴォルタとケイジの
この凄まじさの前にはひれ伏したろう。
共演はジョアン・アレン、
ジーナ・ガーション、
ドミニク・スウェイン。