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酔拳2

ジャッキー・チェン主演作。
16年の年月を経て製作された
“ ドランクモンキー 酔拳 ” の続編。
しかし主人公が実在した武術家、
ウォン・フェイフォンという点と
最後の戦いの相手が
足技を得意としているという点以外、
時代背景、登場人物などは踏襲しておらず
単独の作品になっている。
出演もしているラウ・カーリョンが
監督だったがアクションシーンが
古風過ぎたため途中降板、
ジャッキー・チェンが
監督を引き継ぎ、
アクションシーンを撮り直した。
エンディングは
究極的なブラックジョークだったため
香港公開版、
初期のソフト化のみでその後は自粛。
日本公開版、現在流通されてるソフトでも
幻のエンディングとなっている。
(探したら YouTube にあった)
主人公が狂人となる結末もそうだが
扱ったテーマもシリアスで
作品自体、重たい雰囲気である。
明るい活劇だった前作とは
こんな点でも異なる。
共演はアニタ・ムイ、ティ・ロン。
アンディ・ラウが特別出演している。

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男たちの挽歌

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「恥じて生きるより熱く死ね!」
1986年、香港映画のイメージを一変させて
「香港ノワール」という
新たなジャンルを確立した大傑作、
“ 男たちの挽歌 ” は
2011年私的名画座、
最優秀作品賞に選出された作品。
昨年末に Blu-ray を手に入れたので
再上映したいと思う。
香港、台湾で各映画賞を総ナメにして
当時の香港映画の歴代興行収録記録を
塗り替える 3300万香港ドルを突破した本作。
兄弟愛、友情、確執を
ドラマティックに描いている。
監督・脚本はジョン・ウー。
主演はチョウ・ユンファ、
ティ・ロン、
レスリー・チャン。
ユンファが扮するマークは
数々の名セリフ、名シーンを
作品に刻みつける。
俺の 1st アルバムに収録した
“ Dry Wind ” のイントロ前の SE は
この映画のワンシーンを使用したほど
俺の中では評価が高く
これまで見た映画の中でも五本の指に入る。
クライマックスは圧巻であり、
果てしなく悲しくもある。
まだ見ていない人がいるなら
人生を損していると忠告しておく。
これを見ずして映画は語れない。
本作を見てなんとも思わないヤツは
「恥じて生きてる」連中さ。

Blu-ray デジタル・リマスター版。

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