タグアーカイブ: ジャッキー・チェン

デッドヒート

ゴードン・チャン監督、
サモ・ハン・キンポー協力のもとで
製作されたカーレース映画。
主演はジャッキー・チェン。
日本でもロケされて
加山雄三らも出演しているが
それが生かされているとは言えない。
賛否両論となったカーレースのシーンは
過剰な演出と雑な撮影が目立つが
個人的には好みである。
アニタ・ユンがキュートでいい。
その他の出演はトーステン・ニッケル、
江黒真理衣、澤田謙也、
マイケル・ウォン、セン・フイオン、
チン・カーロッ、マイケル・リュウ。

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ポリス・ストーリー レジェンド

第一作目にして
最高傑作として名高い
“ ポリス・ストーリー/香港国際警察 ”
これまでのジャッキー・チェン映画は
香港映画での活劇こそが最大の魅力であり、
たとえそれが
スペインとかユーゴスラビアで
撮影されようが
香港映画の匂いがした。
ところがハリウッドに進出して以降、
Made In U.S.A. 作品は
ジャッキー・チェンをピエロにしてしまい、
何度か香港に戻って新作を撮ったが
中国に返還された香港のバイタリティは
すっかり影をひそめていた。
そしてポリス・ストーリーの新作だ。
だがもはや期待はしていなかった。
派手な演出に見せ場を求めても
一作目のような作品は味わえなかったし
すでに還暦を迎えたジャッキー・チェンに
命がけのノースタントで
度肝を抜くことは至難の技であろう。
冒頭から冴えない短髪の
ジャッキー・チェンが
とぼとぼ歩いているが
もう痛々しく目を覆いたくなった。
だが見ているうちに
その冴えない刑事が
カッコ良く見え始めるのだ。
そう、期待はいい意味で裏切られた。
香港映画ではなく、
中国映画としてのポリス・ストーリー。
この視点があったか。
こめかみに銃をあて
ひきがねを引くジャッキー・チェンから
目をそらすな。
監督はディン・シェン。
敵役にリウ・イエ。
娘役のジン・ティエンが Very Good!

劇場 : 大日 イオンシネマ

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サンダーアーム 龍兄虎弟

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冒頭のスタントシーンで
ジャッキー・チェンが
頭蓋骨骨折の重体を負ったいわくつきの作品。
“ アジアの鷹 ” の異名を持つ冒険家が
神の秘宝を奪い返す物語。
Blu-ray には
日本劇場公開版が収録されているが
トリミングし直されていて
完璧ではないのが残念だったが
DVD や Blu-ray の本編版である
香港公開版は個人的に好きにはなれない。
だから日本公開版を再び見れたのは
素直に嬉しい。
ただし最初の数分は
ビデオからダビングした映像を
挿入しているのか
かなり画質が粗かった。
VHS なら日本公開版を持っているだけに
Blu-ray でこれはいかがなものか。
しかし日本公開版の復刻を
再現しようとした努力は
認めなければならない。
ほとんどの人が見ている香港版は
オープニングで “ 龍兄虎弟 ” と
さえないゴシック体のテロップがでて
その後も名前がすべて漢字表記だが
日本公開版では
“ A JACKIE CHAN FILM ” という
テロップのあとに
“ The Armour Of God ” と表示され
その後もすべて英語表記である。
これを見たことない人には同情する。
最初、監督はエリック・ツァンだったが
ジャッキー・チェンがケガから再起したとき
ジャッキーと監督を交代している。
原住民を相手に
アクロバティックなスタント、
バイクやジープをつかう邪教集団との
カーチェイス、
アマゾネス軍団との集団アクション、
そして気球にダイブするクライマックス。
ジャッキー・チェンが映画に賭ける情熱が
この一作で伝わってくる!
共演にアラン・タム、
ローラ・フォルネル、
ロザムンド・クァン。

Blu-ray デジタル・リマスター版。

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80デイズ

“ 八十日間世界一周 ” のリメイク。
監督はフランク・コラチ。
世界で多大なロケを敢行し、
120億円という巨額の制作費を投入して
完成されたアドヴェンチャー映画。
ジャッキー・チェン主演で
これほどまでにファンタスティックな作品は
他にないと断言できる。
共演も豪華で
スティーブ・クーガン、
セシル・ドゥ・フランス、
キャシー・ベイツ、
サモ・ハン・キンポー、
ダニエル・ウー 、
オーウェン・ウィルソン、
ルーク・ウィルソン。
そして
アーノルド・シュワルツェネッガーが
特別出演している。

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炎の大捜査線

かつて香港映画界で一時代を築いた
ジミー・ウォングが
製作総指揮と出演を兼ねた作品で
ジャッキー・チェン、
サモ・ハン・キンポー、
アンディ・ラウ、
レオン・カーフェイの四人を主演に迎えた
豪華なキャスティングが話題となった本作。
ストーリーの半分が
刑務所のセットで撮られているため
シリアスな雰囲気が漂っている。
表向きに死刑にした囚人を
テロリストに仕立てて
用が済んだら抹殺という陰謀にハマった
ジャッキー・チェンらを待つ
衝撃のラストシーンとは…。
監督はチュー・イェンピン。

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アクシデンタル・スパイ

監督テディ・チャンによる
ジャッキー・チェン主演作品。
本作はスパイアクションで
シリアスな展開ながらも
コメディシーンを織り交ぜ
陰湿な内容に傾かないように仕上がっている。
冒頭からクレーンでビルに突っ込んだり
ジャッキー・チェンが
これでもかと決死のスタントを魅せつける。
暴走するタンクローリーから
ダイブするクライマックスは圧巻。
共演はキム・ミン、
ビビアン・スー、
エリック・ツァン。

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奇蹟/ミラクル

ゴールデンハーベスト社
20周年記念作品として公開された
ジャッキー・チェン 監督・主演作。
小道具やセットを巧みに使った
リズム感のある素晴らしいアクションと
“ ポケット一杯の幸福 ” をリメイクした
ドラマ性重視の重厚さに
これまでにない拘りまくったカメラワークで
究極の仕上がりとなっている。
出演も超豪華で
ジャッキー・チェン映画に
これまで出演してきた重臣たちや
主演級のキャストが脇をかためて
作品を彩っている。
アニタ・ムイ、
クェイ・アルイ、
グロリア・イップ、
オー・ジョンホン、
ウー・マ、
トン・ピョウ、
リチャード・ン、
リッキー・ホイ。
さらにユン・ピョウが友情出演している。

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ファースト・ミッション

“ スパルタンX ”
“ プロテクター ”
“ 大福星 ” と
主演作が立て続けに公開されていた
1985年の秋に初めて松竹が配給した
ジャッキー・チェン主演映画。
当時、ポスター付きの前売券を買って
四回も映画館に足を運んだ本作は
「ジャッキーブーム最高潮!」という
キャッチフレーズだった。
本作公開の二ヶ月後、さらに
“ ポリス・ストーリー/香港国際警察 ”
公開されるなどまさしく当時は
ジャッキー・チェンの時代だった。
14,800円でビデオソフトも買ったし
サントラ盤も持っていた。
知的障害の兄をサモ・ハン・キンポー、
刑事の弟をジャッキー・チェンが演じ、
兄弟愛をテーマにした作品。
監督はサモ・ハン、
アクション監督はユン・ピョウ。
DVD化されたときには
既に日本公開版ではなくなってしまい
劇場で流れたジャッキー・チェンが歌う
“ China Blue ”、
“ Tokyo Saturday Night ” が聴けなくなり
香港版ではアクションシーンが少なく
障害者にたいする問題のシーンは
削除されてしまっていた。
しかし新たに再発された DVD、Blu-ray では
ついに日本公開版が復活し、
満足できるヴァージョンが
鑑賞できることになった。
オープニングのゲリラ戦、
病院でのバトル、
駐車場でのバトル、
カーチェイス、
工場での集団アクション!
テンポの良さは折り紙付きである。
ベニー・ユキーデ以外で
ジャッキー映画で最後の戦いを
満足させてくれるのは
“ プロジェクトA ”
海賊ロー親分を演じた
ディック・ウェイぐらいだが
本作でもディックとの戦いは素晴らしい。
“ Heart Of Dragon ” が流れながらの
刑務所のシーンも涙を誘う。
笑いと興奮と涙、
一作でこれだけ楽しめる映画はそうない。
その他にエミリー・チュウ、
ユン・ワー、
ジェームス・ティエンらが出演している。

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クレージーモンキー 笑拳

ジャッキー・チェン初監督作品。
日本では “ ドランクモンキー 酔拳 ”
“ スネーキーモンキー 蛇拳 ” に続く
モンキーシリーズ第三弾として公開されたが
前二作とはキャストも方向性も違っていて
関連性はまったくない。
カンフー映画によくある
敵討ちをテーマにしているが
ジャッキー・チェンが最後に主演した
敵討ち映画ということになる。
アクションのワンカットが長く
本作を見るだけで
ジャッキー・チェンが
いかに本物かが解る。
日本公開版は昔、東映から発売されていた
ビデオソフトのみだったが
最近発売された Blu-ray で
30年以上の年月を経て
日本公開版が収録されている。
共演者はジェームス・ティエン、
ヤン・サイクン。

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サイクロンZ

原題は “ Dragons Forever 飛龍猛将 ”。
どこをどうとれば
“ サイクロンZ ” などというタイトルが
思いつくのか解らないが
ジャッキー・チェン、
サモ・ハン・キンポー、
ユン・ピョウらの三人が共演すれば
“ A ” とか “ X ” とか “ Z ” と
安易に付ければいいと思っている
アホな配給会社に問題がある。
原題に英文字が付いているのは
“ プロジェクトA ” のみである。
さてレンタルにもなく
ほとんど見る機会を失っていた本作。
今日たまたまケーブルテレビの
チャンネルを変えていたら
「あの三人が帰ってきた」という企画で
それこそ “ プロジェクトA ”
“ スパルタンX ”
本作が立て続けに放送されていた。
ジャッキーは弁護士、
ユン・ピョウは精神異常者を演じる。
“ スパルタンX ” 以来の共演となる
ベニー・ユキーデとのバトルは圧巻!
ユン・ワーの怪演ぶりに
ジャッキー映画の悪役が総出演しているのも
味わい深い。
日本劇場公開版の放送ではなかったのが
残念でならない。
本作ではユン・ピョウの素晴らしさが
うまく表現されている。
アクションのキレでは
ジャッキー・チェン以上のものがある。
その他の共演にデニー・イップ、
ポーリン・ヤン、
ロイ・チャオ、
ジェームズ・ティエン。

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