ジャンヌ・ダルク
“ ニキータ ”、“ レオン ”、
“ フィフス・エレメント ”…
リュック・ベッソンが
その集大成として
歴史上最も有名なヒロインに挑んだ
スペクタクルアクション超大作。
主演のミラ・ジョボヴィッチの
鬼気迫る演技がバツグンで
叫びながら兵を引き連れていくシーンは
何度見ても鳥肌が立つ。
「神の声を聞いた」というジャンヌは
国王のもとを訪れてフランス軍を
指揮させてくれるよう懇願する。
17歳の少女に国が救えるものかと
あざ笑う周囲をよそ目に
彼女は烈火の如く突き進み
ついには奇跡的な勝利を得る。
しかしその影響力の大きさが
次第に目障りになった自軍から
切り捨てられたジャンヌは
敵地で捕虜となり
異端審問にかけられて処刑される。
神の使いと信じて生きてきたジャンヌは
迷信家、背教家、悪魔の祈祷者、
偶像崇拝者、異端者と宣告されて。
ラストはハッピーエンドではなく、
この時代のものの考え方に
憤りを感じる結末。
共演はダスティン・ホフマン、
ジョン・マルコヴィッチ、
フェイ・ダナウェイ、
ヴァンサン・カッセル。
ミラの主演作の中では文句なし最高傑作。