マイケル

ジョン・トラヴォルタ主演の
傑作コメディ・ファンタジー。
かつては一流誌の敏腕記者だったが
今は落ちぶれて三流誌で働く男のもとに
天使がいるという投書が送られてくる。
写真付きだったため信憑性があると
早速会いに行ったが
翼こそあるものの
頭上の光りの輪はない。
食べるものに砂糖をぶっかける大食漢で
くわえタバコ、
ダンスと歌が好きで
下品なジョークを吐き、
何かと決闘を好むという
天使とは似ても似つかぬものだった。
その上、何かあるごとに
領域が違うと断りを入れる。
シカゴまで連れていく道中、
いろいろなできごとがあり
一種のロードムービー的な作りだが
トラヴォルタの破天荒な演技は
嫌味を感じさせず
見るものを陽気でハッピーにさせる。
音楽映画ではないのに
素晴らしいカントリーミュージックが
これでもかと全編を包み込む。
共演はウイリアム・ハート、
アンディ・マクダウェル、
ロバート・パストレリ、
テリー・ガー、
ジーン・ステイプルトン。
まだ見ていないステキな映画が
まだまだたくさんあることを
身をもって知らされた一作。
監督は数々の傑作を世に放ってきた
ノーラ・エフロン。