ロッキー5 最後のドラマ
シリーズを追うごとに
派手な演出により
ヒューマンドラマとしての方向性を
見失いかけていたロッキーを
一作目同様に
ジョン・G・アヴィルドセンを監督にして
舵を取り直した五作目。
しかし公開当時は酷評する者も多く
本質を見失っている人間が
こんなにも多いのかと
失望したことを覚えている。
ドラゴとの戦いが
どれだけハードでヘヴィだったか
オープニングから痛いほど伝わってくる。
まさかの展開は
映画館で震えさせられた。
ロッキーと息子の絆に入り込んできた
新鋭のボクサー、トミー。
ロッキーはトミーに昔の自分を見、
トレーナーを引き受けることで
自分が蘇った気がしていた。
しかしそれと同時に
本当に大切なものが見えなくなっていく。
やがてトミーに裏切られたロッキーは
家族の大切を知る。
引退を余儀なくされたロッキーは
リングにあがることなく
最後はストリートファイトという設定。
これには賛否両論あるだろうが
ロッキー・バルボアを応援してくれ。
主演と脚本を兼ねる
シルヴェスター・スタローンに
共演は
タリア・シャイア、
バート・ヤング、
セイジ・スタローン、
バージェス・メレディス、
トミー・モリソン、
トニー・バートン。
トミーを誘惑する巨乳(虚乳)の
デリア・シェパードの存在感も◯!
実はもうひとつのエンディングがある。
全体的にラップ調の BGM が多いが
エルトン・ジョンが歌うテーマソングは
これまでシリーズを
モノクロでフラッシュバックしていき
最高のしめくくりに花を添えている。
Blu-ray デジタル・リマスター版。